お得生活の中に銀行の利子を活かして
お得、キャンペーン、売り出し、今日だけ・・・こういう言葉ついつい目がいってしまいます。
人はこういう言葉についつい惹かれてしまうのです。
これは銀行預金にも当てはまる事で、例えば「金利が少しでも高い預貯金、定期預金などを探す」という事が好きな人はこれにワクワクし、最高な商品をみつけるととりあえず資金を預ける、そこで満足してしまいます。
でも、本来金利が少しでも高いところに預けたのですから、気にしてほしいのはどのくらい利子を受け取る事が出来るのかという点です。
これが面倒という人はお得生活できません。
最近の利率は0.1%だとか、0.03%なんて細かいものとなっているので金利計算は面倒・・・と思う方も少なくないのですが、お得生活したいという事なら、金利の計算は知っておくべきです。
金利の種類を知っておこう
まず複利と単利の違いを理解しましょう。
単利というのは申込みの際に預け入れたお金に対して、つまり元金に対してたけ利子がつくという金利です。
複利は利子も元金に含めて金利計算するというものです。
この場合、運用期間が長くなるほど受け取りの利子額が大きくなります。
複利の単位ですが、1ヶ月複利とか、半年複利などの単位があります。
これは利子を受け取れる期間と考えている方が多いのですが、そうではなく、いつの時点で利子が元金に含まれるのかという事を表しています。
複利の場合、元金と利子を含めた金額によって金利計算を行うため、単位の少ない商品を選ぶ方が有利です。
年利、月利という言葉も知っておく必要があります。
この場合も勘違いが多く、1年とそれを12か月で割ったという違いじゃないの?という人がいます。
でもこれは間違いで、この商品は計算方法、また受け取れる利息が全く違ってくるので要注意なのです。
年利というのは「1年間で受け取る事の出来る金利」月利というのは「1ヶ月で受け取れることのできる金利」です。
それらが5%という数字だった場合、受け取れる利子について考えると、月利の方がはるかに多いという事になるのです。
固定金利・変動金利
これはよく理解しておいてほしい事です。
金利の見直しがあるかどうかという事で、固定金利の場合、もしも定額預金に申込みした時よりも現在市場金利が低下した場合、満期まで当初設定つまり定額預金に申込みした時点の金利が適用されます。
変動の場合、毎年、一定時期に金利の変更があり、その時期の金利が毎年適用されるので、利子も変動します。
低下すればお得ではありませんが、ぐっと上がればお得です。
実際の計算
では元金100万円の運用で受け取れる利子の単利、複利、さらに年利、月利で計算してみます。
単利で年10%の場合、1年目は100万×10%で10万、2年目も10万、3年目も10万です。
複利で年10%の場合、1年目は単利と一緒、2年目は(100万円+10万円)×10%=11万、3年目は(100万円+10万円+11万円)×10%=12万1千円となりますので、複利の方がお得です。
年利と月利、1カ月物の定期預金で年利6%と、月利6%を計算すると、年利は100万×5%÷12か月で5000円です。
月利は100万×6%で6万円です。
この差は圧倒的です。