貯金が失敗する原因

お金がない

目的を明確にする

老後のことを考えて貯金をする、というのはなかなか難しいものです。
というのも、「貯金」の目的が遠く、かつ曖昧なものであるためです。
貯金を成功させるためには、まず「明確」で、比較的「近く」の目的を示すことが重要になるでしょう。
手の届きそうな目標が有れば、それに向かって努力をすることが出来るためです。

雑然とした貯金を始めるのではなく「マイホーム貯金」や「旅行貯金」のようにはっきりした貯金を始めるようにしましょう。
スタート時点で貯金の成功失敗は概ね決まっていると言っても過言ではありません。
その上で、より貯金を成功に近づけるためにはどんなことをするのが良いのかを見てみましょう。

まず、貯金の自動化をするようにしましょう。
手動で貯金をするという場合、そこに自分の意思が介在してしまいます。
「このお金があれば別のことが出来るな」「貯金はまた今度でいいか」と思ってしまうと、まずその貯金は成功しません。
そのため、本当に成功させたい貯金があるのであれば、天引きにするのが良いでしょう。

「その月に残ったお金を貯金する」のではなく、「その月始めに貯金をして、残ったお金を使う」ようにした方が貯金の成功率が高くなります。
その際には定期口座を使うようにすると、容易に引き出す事ができなくなるため成功率が高まるでしょう。
自分の意志だけではなかなか制御できないことは、別の方法で制御するのが一番です。

さらに、できれば自分一人で貯金をするのではなく、貯金仲間を作るのも良いでしょう。
自分だけだと自分以外に自分のことを注意してくれる人がいません。(ややこしいですが)
もし他にも貯金を一緒にする人がいるのであれば、お互いに注意をしあいながら切磋琢磨して貯金が出来るでしょう。
とはいってもお金の相談を出来る相手はそれほど多くはないため、誰でも使える方法ではないことには注意しましょう。

投資も考える

また、貯金というのは何も銀行にお金を預けることだけをいうわけではありません。
最終的に積立になっていれば良いわけですから、その手段は他にもあります。
そこでここでは、投資を貯金代わりに利用することで、より利率の高い貯蓄が出来るようにすることを考えてみましょう。
日本人はどうも投資というとリスクが高いものとして身構えてしまう傾向がありますが、使い方次第です。

というより、そもそも銀行への貯金というのも実は投資の一種であることは知っておかなければなりません。
雀の涙ほどとは言え利率が付いていることが、リスクのあるものであることを物語っています。
そうであるならば、他の投資を取り入れるのもそれほど大きな問題があるものではないでしょう。

とはいっても、当然ながらハイリスクな投資を選ぶのは貯蓄に不向きです。
インデックスファンドのように、比較的安全性の高い投資を選んで利用するのが良いでしょう。
また、1つの投資先に絞るとリスクが増大するため、複数の投資先に分配することがポイントです。(このことをポートフォリオの分配と言います)
ハードルは高いですが、より自分のお金の使い方について見つめなおすことができる方法となるでしょう。

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