転換期
四十にして惑わず、と論語に書かれていますが、残念ながら現代の40代はまだまだ迷うことが多い世代だといえるでしょう。
特にお金のこととなると、迷うことが沢山ある時期でもあります。
40代になると、マイホームや結婚などのお金の掛かるライフステージは越えており、資金プラン的には1つ大きな転換期を迎える時期だと言えます。
これまでは「目的のある資金プラン」であったのが、「老後を見据えた資金プラン」へと変化していくことになるためです。
具体的な目標があるライフプランと違い、漠然としたライフプランとなってしまうためにあまり真剣に考えない、という人も多いのではないでしょうか。
これまでと同じように、なんとなく同じ金額を貯金し続けているだけだ、という人も多いことでしょう。
この時期になった時、1つ考えるべきなのが「資産運用」のことです。
資産運用を考える
広義では貯金も資産運用ではありますが、国内の貯金ではつく利息も雀の涙でしょう。
引き落とせば手数料の方が高く付いてしまう程度のものです。
定期預金にするとある程度よくはなるものの、それでも利息が大きな意味を持つ程にはなりません。
そうである以上、自分で自分なりの運用プランを考える必要があります。
例えば利用できるものとして、確定拠出年金があります。
401kという名前で呼ばれることもある制度で、通常の年金とは別に自分で作る年金と言えます。
通常の年金との違いは、受け取り金額をベースにするか、支払金額をベースにするかの違いです。
確定拠出年金は後者をベースとしているため、最終的にどの程度の資金が形成され、受け取ることが出来るのかは自分の運用によって大きく変化します。
この他にもローリスクの運用方法は多くあるため、それらを対象に検討してみるのが良いでしょう。