保険料について徹底解説

交通事故

安全な生活の保証に

生活に必要な費用として1つ目に紹介するのは「保険料」についてです。

一口に保険料と言ってもその範囲は広く、1つのことに限定できるものではありません。まず代表的な保険料といえば、年金保険料があるでしょう。20歳以上の日本人であれば必ず加入していることになる年金ですが、その保険料の支払いが毎月必要となります。

この年金保険料の支払いに関しては、自分の加入している年金の種類や、基金への加入によっても金額が変わります。こちらについては次ページ「年金」の中でより具体的に紹介するため、ここでは割愛します。これ以外に必要となる保険料は、任意保険の保険料ということになるでしょう。そもそも任意保険というのはその名前からもわかる通り任意で加入するものであり、必ずしも必要なものというわけではありません。

とはいえ、安全な生活を送っていくためには、ある程度の保険加入というものが重要性を帯びてくることもまた事実です。それでは、具体的にどのような保険が存在しており、それぞれどのような場面で役に立つのでしょうか。

保険の種類とメリット

まず、年金と同じく全員が加入することになる保険として「健康保険」があります。

日本は世界的にも珍しい国民皆保険制度を取っており、日本国民である以上全員が何かしらの健康保険に加入しています。サラリーマンとして会社に所属している人は社保という形で加入していることが多いでしょう。自営業の方などは国民健康保険という形で加入していることになります。

これらの違いは、保険料の本人負担割合の違いや、保証の内容にあります。社会保険という形で加入している場合、保険料の半額は会社が負担することになっており、自分自身が負担することになる金額は半分です。その代わり、もし保険利用において不備があった場合などにはその分の請求を受ける可能性があります。国民健康保険の場合には全額自己負担となります。

自動車賠償責任保険

さらに、条件を満たしている人であれば必ず加入しなければならない保険として「自動車賠償責任保険」があります。

一般に「自賠責保険」と略して呼ばれることもあり、こちらの名前の方が通りがよいでしょう。この保険は自動車に乗る人であれば必ず加入していなければならない基礎保健です。これに加えて、さらに保証内容が充実している任意の自動車保険に加入するのが基本的なスタイルとなっています。

自動車賠償責任保険の目的は、車に乗る人に対する保護ではありません。その人が起こした事故による被害者に対する賠償を目的としているものであるため、自損事故等の場合自分に対する保険効果はない点に注意しましょう。より広い保証を求めるのであれば任意保険への加入が必要となります。

生命保険

次に、「生命保険」があります。

生命保険というのは自分の命に対して保険を掛けるものであり、保険金の支給タイミングが「死亡時」となることが特徴です。すなわち、この保険は「自分自身に対する保険効果があるものではない」というのが最大の特徴となります。生命保険は自分が死亡することによって経済的に困窮する人がいる、というのでなければそれほど加入の意味はありません。

例えば妻や子供など、収入を持たない扶養家族がいる場合や、すでに退職した親がいる場合などがこれに該当します。独り身の人の場合、自分の葬儀費用程度の安い生命保険に加入しているケースもあります。また、最近の生命保険では健康保険効果も伴っている特約のあるものも存在しており、こういったものの方を目的に加入しているケースも多いでしょう。ただし、勿論その分だけ保険料は上乗せされることになるため、自分の経済状況と照らし合わせながら検討する必要があります。

さらに、一定金額以内の生命保険料は控除の対象となるため、確定申告の際に記入することによって課税対象から外すことが可能です。会社で行っている場合でも年末調整の際に経理に申し出ることで利用できるケースが多いでしょう。

ちなみに生命保険には大きく2つの種類があります。

1つは「積立保険」と呼ばれるもので、もう1つは「掛け捨て保険」と呼ばれるものです。名前の響きから前者の方が良いものという印象を受けがちですが、それぞれにメリットがあるため、一概には判断できません。

積立保険は自分の支払った保険料が貯蓄として残っていく形であり、死亡時に保険金が支払われるだけではなく、もし満期を迎えた場合にはこれまでの保険料を返還してもらうことができる、自分にも保険効果の及ぶ生命保険です。その分保険料は高めに設定されており、特約部分については掛け捨てとなるため最終的な返還額に含まれないことには注意が必要です。

これに対して掛け捨て保険は保険効果にのみスポットライトを当てているもので、期間内に死亡しなかった場合には保険料の返還はありません。その代わり保険料が安く設定されているため、特に子供が小さい時期など、自分に対する経済的依存度が高い時期に利用することで効果を発揮します。

ペット専用のペット保険

ペットを飼っている人であればペット保険に入っておくといいでしょう。

ペットはもはや人間と同じように専用の保険が誕生しています。ペットは家族と思う人が増えているように、ペットも病気になるため対応が必要です。例えば、飼っている犬が骨折してしまったという場合、通院費、入院費、手術費など諸々合わせて30万円を超えてしまいます。

このように人間と同様に病気になるとお金が必要になり、いざという時のために備えておかなければなりません。貯金などをしてすぐに対応できればいいのですが、犬や猫などのペットは人間よりも弱い生き物です。対応が遅くなればなるほど生命が難しくなりますので、なるべく早く異変に気づき病院につれていくようにしましょう。

ペット保険の中には、犬や猫だけではなく小動物・鳥類・魚類などにも対応しているものもありますので、自分の飼っているペットに合ったペット保険に加入するようにしてみてください。

おすすめ記事